脱毛はやけどする?VIOのやけどが心配な場合
脱毛を受けると大変まれにですが、やけどを起こす可能性があります。とくにVIO脱毛はデリケートな部分の脱毛なので、やけどのリスクは避けたいところですよね。脱毛でのやけどは脱毛器の仕組み以外にも、様々な要因が関係していることをご存知でしょうか?
この記事では脱毛でやけどする可能性やその原因と対処法を詳しく解説します。また、VIO脱毛時のやけどについてもお伝えしていきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
脱毛でやけどをする可能性はある?
脱毛でやけどを起こす可能性はあります。ほとんどないことですが、実際に脱毛でやけどを負ったケースは確認されています。脱毛でやけどする原因の一つには脱毛器の仕組みが関係しています。詳しく見ていきましょう。
脱毛の仕組み
脱毛サロンやクリニックで扱われている脱毛器は毛根付近のメラニン色素(黒いもの)に反応する仕組みです。光やレーザーを毛根の発毛組織に向けて照射し、刺激することで脱毛を促していきます。基本的に脱毛器はメラニン色素にのみ反応するので、皮膚に直接ダメージを与えることはありません。しかし、周辺の皮膚にダメージが伝わることで軽いやけどや痛みが生じることもあります。
なお、医療脱毛で扱う脱毛器は熱が約250度まで達するため、やけどのリスクが高いと言われています。そのため、やけどのリスクを軽減したい方には肌トラブルの少ない美容脱毛がおすすめです。
脱毛によるやけどの特徴
脱毛によるやけどは赤みを帯びて、熱のこもった状態が続くことが特徴です。脱毛直後は少し肌が火照って赤みを帯びることがほとんどですので、やけどだと気づきにくいことがあります。ですが、やけどを放置すると悪化や跡が残る恐れがあるので脱毛後の肌状態には気を付けましょう。万が一脱毛後数日経っても、肌に違和感がある場合はすぐに医療機関を訪れてください。早めに治療を受けることで、やけどの完治が早まるほか、跡にもなりにくくなります。
また、中度のやけどの場合は強い赤みや水ぶくれができることがあります。水ぶくれを無理に潰すとやけどの悪化や跡が残りやすくなるので、やけどの箇所には触れず、皮膚科で適切な処置を受けましょう。
VIO脱毛はやけどしやすいって本当?
デリケートゾーンは衣服との摩擦など様々な影響で色素沈着が起こりやすい箇所です。そのため、VIO脱毛時に黒ずみのある部分に脱毛器が反応し、やけどしやすいのでは?と不安になる方もいるかと思います。
結論からお伝えすると、VIO脱毛がやけどしやすいということは基本的にはほとんどないです。他の部位と同様にVIO脱毛は大変まれにやけどする可能性がある程度に覚えておくと良いでしょう。一般的にデリケートゾーンに黒ずみがある場合も脱毛可能です。デリケートゾーンの黒ずみは光やレーザーを照射しても問題ないと言われています。
ただ、色素沈着があまりにも広範囲に及び、色が濃すぎる場合はやけどのリスクが高いことから脱毛を断られてしまうことがあります。万が一、デリケートゾーンに黒ずみがあり、脱毛を受けられるか心配という方はカウンセリング時にスタッフの方に相談してみましょう。VIOの黒ずみは入念に保湿をし、できる限り自己処理や摩擦などで刺激を与えないようにすることで改善できる可能性があります。安心安全に脱毛を受けるためにもVIOの色素沈着には気を付けましょう。
脱毛でやけどを起こす原因
脱毛でやけどする原因は脱毛器の熱だけではありません。脱毛によるやけどには様々な原因があります。当てはまる場合は気を付けましょう。脱毛でやけどをしないためにも原因をしっかりと理解し、予防することが大切です。それでは詳しく見ていきましょう。
日焼けをしている
日焼けをしている肌はやけどのリスクが高まるので注意しましょう。日差しを受けた肌は紫外線などの刺激から皮膚を守るためにメラニン色素を多量につくります。先述の通り、サロンやクリニックで扱う脱毛器はメラニン色素(黒いもの)に反応する仕組みです。そのため、日焼けをしてメラニン色素が濃くなっている肌に照射をすると皮膚に強いダメージを与えてしまう恐れがあります。
脱毛時のやけどを予防するためにも脱毛前は日焼け対策を心がけましょう。外出する際は日焼け止めを塗る、日傘や帽子をもっていくなどの対策を習慣化させるとベターです。
また、メラニン色素という点ではもともと肌が濃い方も少し注意が必要です。色が白い方と比べて濃い方はメラニン色素が多い傾向にあります。そのため、脱毛器が肌に反応しやすく、やけどのリスクも高まりやすいです。
肌が乾燥している
肌の乾燥も脱毛でやけどのリスクを高める原因のひとつです。肌が乾燥していると刺激に敏感になり、やけどや痛みを感じやすくなります。その理由は肌の潤いが少ないと、肌を守るバリア機能が低下してしまうからです。肌のバリア機能を正常に保つために最も重要なのは保湿ケアです。とくに施術の2、3日前は保湿ケアを徹底的に行い、肌にたっぷりと潤いを与えておきましょう。
脱毛器の出力が高すぎる
脱毛器の出力が高すぎるとやけどの原因につながります。施術中により高い脱毛効果を得たいからと痛みを無理に我慢し続けると肌が過剰にダメージを負い、やけどを引き起こすリスクがあります。脱毛時に痛みを感じた場合はすぐにスタッフの方に伝えて、出力を調整してもらいましょう。施術中にやけどをすると脱毛を続けることができない場合もあるので注意が必要です。
脱毛でやけどをした時の対処法
脱毛でやけどをした時はまずはとにかく冷やすことが大切です。10℃程度の流水で患部周辺を約15~30分しっかり冷却しましょう。やけどをしてすぐに冷やすことで痛みやダメージを最小限抑えることができます。ただ、氷や保冷剤を直接患部に当てるのは控えましょう。あまりに冷たすぎると逆に患部を傷つけ、やけどの悪化につながります。
また、やけどの症状が治まったら、跡が残らないようにケアを行いましょう。医療機関で処方された薬を医師の指示に従って正しく使用してください。自己判断で治療を止めたり、市販の薬剤を使ったりすると完治の遅れや跡が残る可能性があるので注意が必要です。
脱毛でのやけどを防ぐためには?
脱毛でのやけどはできる限り避けたいところですよね。脱毛時のやけどのリスクを減らす方法はいくつかありますが、ここではやけどを防ぐための重要なポイント3つを紹介します。詳しく見ていきましょう。
脱毛前後に保湿ケアをする
やけどを防ぐために脱毛前後の保湿ケアはとくに重要です。先述の通り、肌が乾燥していると肌を守るバリア機能が低下するため、脱毛時にやけどをしやすくなります。肌のバリア機能を高めるためには保湿をして肌に潤いを与えることが大切です。脱毛前は化粧水や保湿クリームで肌に潤いを閉じ込めましょう。
また、脱毛後は肌がより乾燥しやすくなるので、脱毛前と同様に入念な保湿ケアを行うことで肌のバリア機能を高めることができます。
体調を整える
脱毛当日に風邪をひいて体調が良くない場合や生理前後も肌は敏感になりやすいです。敏感肌の状態で脱毛を受けると肌が光やレーザーに過敏に反応してやけどを負うことがあります。ですので、脱毛前は体調を万全にしておきましょう。早めに布団に入る、バランスの良い食事を心がけるなど、普段の生活を改めることでも体調が整いやすくなります。
また、やけどを防ぐために生理前後を避けて脱毛の予約を行うと良いでしょう。そのためにも、毎月生理が来た日をスケジューリングすることが大切です。個人差はありますがだいたいの生理周期がわかるので、生理に重ならずに脱毛を受けることが可能になります。
施術レベルが高いサロンやクリニックを選ぶ
やけどなどの肌トラブルを軽減するために、施術者のレベルが高いサロンやクリニックを選ぶようにしましょう。脱毛の施術レベルもサロンやクリニックで異なります。脱毛はその人の肌質や毛質に合わせて施術を行います。万が一、適切でない出力で照射された場合やけどを負う恐れがあるので注意しましょう。
また、最新の脱毛器を扱うサロンやクリニックを選ぶことも大切です。最新の脱毛器は肌への安全性が配慮され、脱毛効果も向上していることがほとんどです。レーザーの出力も細かく調整することができるので、肌に合わせた脱毛が可能になります。古い脱毛器は性能が劣るので、やけどなどの肌トラブルが起こりやすいです。そのため、できるだけ最新の脱毛器を扱っているサロンやクリニックを選ぶと良いでしょう。
肌トラブルを避けるなら美容脱毛がおすすめ
できるだけ肌トラブルを避けたいなら美容脱毛がおすすめです。美容脱毛は肌への負担を配慮した安全性の高い脱毛器を扱っていることがほとんどです。さらに、美肌効果を高める最新の脱毛器を導入しているサロンもあります。ムダ毛を少なくしつつ、綺麗な肌を手に入れたい方は脱毛器の種類もぜひチェックしてみましょう。
医療脱毛は通う回数が少ないというメリットもありますが、1回の出力レベルが高いためやけどなど肌トラブルを引き起こすリスクが高い傾向にあります。そのため、肌が弱い方や安全に脱毛したい方は肌に優しい美容脱毛がおすすめです。
まとめ
脱毛では少なからず、やけどのリスクが伴います。ただ、やけどの原因を避けることでリスクを軽減することが可能です。脱毛前後の保湿ケアや日焼け対策をしっかりと行いましょう。また、サロンなどを選ぶ際は扱っている脱毛器の種類や施術者のレベルも確認しておくとベターです。
万が一、脱毛でやけどをした場合はすぐに医療機関を受診し、適切な処置を受けましょう。
※このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干の違いがある可能性がございますのでご了承ください。