脱毛サロン前の自己処理のやり方は？VIOなど部位別に解説

脱毛サロンで受けられる光脱毛（美溶脱毛）は、体のさまざまな部分に脱毛効果をもたらしてくれます。特に、SNSの広告でもよく見かけるワキ脱毛は世代を問わず人気ですが、光脱毛（美容脱毛）はワキガに効果があるという声もあります。

果たして、光脱毛（美容脱毛）を受けることでワキガに効果はあるのか、それとも悪化してしまうのかどうか、そしてワキガがあることで脱毛へどのような影響があるのかを詳しく見てみましょう。

光脱毛(美容脱毛)でワキガは悪化する？

脱毛サロンでの光脱毛（美容脱毛）を受けても、ワキガが悪化することはありません。

光脱毛によってムダ毛がなくなることで一時的に汗を感じやすくなることはあっても、ワキガが悪化したり、光脱毛をきっかけにしてワキガになったりすることはないため安心しましょう。

ワキガの症状と原因

まずは、なぜワキガが起こってしまうのか、ワキガの症状と原因について正しい知識を身に着けましょう。

ワキガは「腋臭症（えきしゅうしょう）」と呼ばれるもので、ワキから特有のにおいが出ている症状がみられるものです。

人が汗をかくときには、エクリン腺とアポクリン腺という2種類の場所からそれぞれ成分の違う汗を分泌します。エクリン腺から出る汗はほとんどが水分でサラサラしていますが、アポクリン腺から出る汗はたんぱく質などを含んだべたつきのある汗です。

このアポクリン腺から出る汗に含まれている皮脂を、体の表面にある細菌が分解することが、独特のにおいを発生させる原因です。ワキガが発生する主な要因は遺伝やホルモンの影響、生活習慣の乱れなどさまざまなことが考えられますが、男女問わず決して珍しい症状ではありません。

光脱毛(美容脱毛)脱毛の仕組み

続いて、光脱毛（美容脱毛）の仕組みについて見てみましょう。

脱毛サロンで行われている光脱毛とは、「美容脱毛」「フラッシュ脱毛」などとも呼ばれる脱毛方法です。その名の通り、特殊な光が放たれる脱毛器を使って脱毛を行います。

脱毛器から放たれる光は黒いものに反応するため、光が当たったムダ毛は熱を帯びていきます。毛根まで熱が到達するとダメージを与え、自然に抜け落ちていくという仕組みです。繰り返し施術を受けることでだんだんと毛が生えてくる（再生する）ペースが落ちていき、最終的にはムダ毛が生えにくくなります。

光の強さは医療脱毛よりもマイルドなため施術時の痛みを感じづらく、気軽に脱毛を始めやすい点が大きなメリットです。

光脱毛(美容脱毛)でワキガの改善が期待できる理由

光脱毛（美容脱毛）を始めることで、ワキガの改善が期待できると言われていますがそれはなぜでしょうか。
ここでは、光脱毛によってワキガの改善が期待できるとされる2つの理由を詳しく見てみましょう。

ワキを清潔に保つことができる

1つ目は、光脱毛（美容脱毛）を受けることでムダ毛を減らすことができ、雑菌が繁殖しにくくなって肌を清潔に保つことができるためです。

上述のとおり、ワキガの独特なにおいはアポクリン腺から出る皮脂を含んだ汗を、細菌が分解する際に生まれるものです。光脱毛を受けてムダ毛が減ると、汗が蒸れることによる雑菌の繁殖を防ぐことができ、皮脂の分解を抑えることができます。

また、アポクリン腺は全身にくまなくあるのではなく、ワキや陰部などの特定の部分にのみ存在しています。光脱毛によってムダ毛が生えづらい環境を作ることで、ワキガのにおいも発生しづらくなるでしょう。

光脱毛（美容脱毛）を受けて肌を清潔に保てるようになれば、ムダ毛があるときに比べてにおいが発生しにくくなり、ワキガの改善につながると考えられています。

肌への刺激が少なくなる

2つ目は、光脱毛を受けてムダ毛がなくなると肌への刺激が少なくなって、ワキガのにおいを抑えやすくなることです。

ワキや陰部などアポクリン腺が存在してにおいを感じやすい部分は、ムダ毛で蒸れて雑菌が繁殖しやすい場所でもあります。ワキガの人でにおいを少しでも防ぎたい場合、ムダ毛による蒸れを無くすため汗をかきやすい夏場に限らず、冬場でもムダ毛処理をする場合が多いです。

繰り返しムダ毛の処理を繰り返していると肌を傷つけてしまったり、毛が肌に埋まってしまう埋没毛や色素沈着による黒ずみが起こってしまったりします。剃刀や毛抜きを使うなど、肌に負担をかけやすい自己処理を繰り返しているとワキガの原因となるアポクリン腺が刺激され、ワキガの悪化につながってしまいます。

光脱毛を受けてムダ毛がなくなれば自己処理による肌への刺激も少なくなり、埋没毛や色素沈着が起こりにくくなるほか、雑菌の繁殖を抑えられるためワキガの改善につながるでしょう。

ワキガの悪化やニオイが気になった際の対策は？

続いて、すでにワキガになっている人や、自分はワキガではないかと悩んでいる人に向けて、ワキガの悪化やにおいが気になったときにできる3つの対策法を紹介します。

汗をこまめに拭きとる

1つ目は、汗をかいたらこまめに拭きとることです。上述のとおり、人がかく汗にはほとんど水分のものと、たんぱく質やアンモニアを含んだ汗とがあります。

脇の汗はにおいの原因になる汗が多く、放っておくとワキガのにおいが発生してしまいます。肌表面にいる細菌が皮脂の分解をしないよう、汗をかいたらこまめに拭きとるようにしましょう。

汗をかきやすい時期や、こまめに汗を拭きとれない状況のときには、殺菌成分が含まれている市販の制汗剤を活用したり、蒸れにくい素材の下着を身に着けたりするなどの工夫をしましょう。

他にも、こまめに着替える、脇専用の汗パッドを使う、シャワーを浴びる回数を増やすなどの対策も有効です。

毛穴の汚れを落とす

2つ目は、毛穴の汚れをしっかり落とすことです。
ワキガを少しでも改善させるために汗をこまめに拭きとるのはもちろんですが、毛穴にある汚れをしっかりと落とすことも重要なポイントです。夏でも冬でも1日汗をかき続ける脇は、日中サッと汗を拭きとるだけでは十分に汚れが取れているとは言えません。

毛穴に詰まった汚れは雑菌の温床とも言えます。表面の汗を拭きとっても、 毛穴に雑菌が溜まったままではいつまでたってもにおいの元凶になってしまうでしょう。

入浴時、石鹸をしっかりと泡立てて毛穴の汚れを落としましょう。ポイントはゴシゴシと脇をこするようにするのではなく、優しく洗うことです。ホットタオルを脇に当ててじんわりと毛穴を開かせ、殺菌効果のあるクリームやデオドラント剤を使うのがおすすめです。

生活リズムを整え、ストレスをためない

3つ目は、睡眠や食生活などの生活リズムを整えて、できるだけストレスを溜めないことです。
ワキガを発症する主な要因として、ホルモンバランスの乱れや食生活の乱れが挙げられます。普段食べているもの、そして睡眠不足や大きなストレスなどによって左右されてしまうため、ワキガで悩んでいる人はまず生活リズムを正すことから始めましょう。

揚げ物などの脂っこいものやアルコールは控え、魚や野菜中心のメニューを日常に取り入れるのがおすすめです。食べ過ぎや乱れた食生活によって皮下脂肪がつくと皮脂が分泌されやすくなり、ワキガ特有のにおいが発生しやすくなってしまいます。

他にも、適度な運動はおすすめです。汗をかく習慣が身についていれば、毛穴の汚れが溜まりにくくなるだけでなく、運動によるストレス発散効果も期待できるからです。

ウォーキング、軽いジョギング、自宅で好きなアーティストの動画を見ながらのダンスなど、自分のできる範囲から始めてみましょう。

ワキガで光脱毛(美容脱毛)を受けるのは恥ずかしい？

自分がワキガかもしれないと思っている人にとって、光脱毛（美容脱毛）を受けるハードルはとても高いのではないでしょうか。

しかし、脇の光脱毛を受ける人の中には実際にワキガで悩んでいる人も少なくありません。光脱毛を受けることでワキガの症状が軽減することを期待し、光脱毛に臨む人も多くいます。脱毛サロンではワキガの人がやって来ることが多いため、恥ずかしいと感じたり気にしたりする必要はありません。

サロンで施術をする人はみんなプロです。たくさんの人の体のケアを行なっています。施術を受ける側は恥ずかしいと思うかもしれませんが、光脱毛を受けることでワキガ改善の第一歩につながるかもしれません、ぜひ、勇気を出して光脱毛にトライしてみましょう。

まとめ

ワキガは手術や注射などで治療をすることもできますが、傷跡が残ったり痛みや費用の関係で難しいという人もいたりします。まずは、光脱毛(美容脱毛)でワキのムダ毛をなくし、清潔に保つことから始めてみましょう。光脱毛(美容脱毛)は医療脱毛に比べてリーズナブルな費用で、肌の負担も最小限で施術を受けられます。

ワキのムダ毛とワキガの臭いの軽減、どちらにも効果が期待できる光脱毛に興味がある人は、まずカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。

※このコラムは一般的な脱毛についての内容を掲載しています。当院の内容と若干の違いがある可能性がございますのでご了承ください。